テレビ東京のガイアの夜明けにて「追跡!余った服の行方」が放送されました。内容は、ゴミ処理場にダンボールが次々と廃棄。全て新品の洋服。アパレル業界では、ブランドの価値を下げないために、安売りはせずに廃棄するというルールが得意先と製造業者・問屋の間であるという。発注後は、海外のブランド工場から、各ブランドに納めるが、キャンセルや売れ残った商品は業者が抱え込むという…どこの業界でも有り得る話ですが、アパレル業界はこの廃棄ロス量が再利用もできないというから驚きだ。
新品の洋服が100円!500円!衝撃の価格は本当だった
多くの服が売れ残っている日本。なんと15億着以上が売れ残るそうだ。ブランド価値を保つために廃棄処分する。廃棄ロス…新品を廃棄。そんな問題に取り組む店舗があった!東京や大阪に10店舗経営する「カラーズ」。東京の錦糸町店を訪ねてみた。
店舗は錦糸町駅の目の前のマルイです。
カラーズ 丸井錦糸町店
住所:東京都墨田区江東橋3−9−10 2階
営業時間:10:30−20:00
見てください〜本当に100円の新品の洋服があるんです。すごい衝撃です。
コートやセーターも500円。メーカーはわからないですが、縫製もちゃんとしています。
コートが500円、びっくりです。
よく見るとタグが切り取られています。これが、ブランド名がわからないようにするためのタグのカットです。
近くのご年配の方が、これ買おうかしら?と迷っていらっしゃいました。500円だし買いなさい〜!とご主人。確かに、500円なら買っていいいよってなりますよね。
システムが面白いです。毎週水曜日に値段が下がる仕組み。売れ残るとどんどん下がるわけですね!すごいな〜!
テレビ放送後だったので、お客さんがとにかく多かったです。若い人も高齢者も多い!1時間もかけて電車できたというおばあちゃんも袋いっぱいに洋服を買っていました。レジの大行列がすごかった。普段利用してる方に聞くところ、普段は、今日みたいに混雑してることはないそうです。テレビ放送後は、避けてみるといいかもしれません。洋服の入荷は、常時しているそうです。
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私も500円のセーターを購入しました。これ、定価はいくらなんでしょうか?ワンコインで買えました。
アパレル業界って、本当に見えない世界ですよね。そんな、業界の裏側を少し覗けて楽しかったです。
カラーズの社長、余った服、余剰の在庫を活かすために、メーカーや問屋などを回っています。アパレル輸出世界2位のバングラディシュでも、服の山のゴミを目にして、買い取りに励んでいました。ゴミにするぐらいなら、日本に持ち帰りたい。カラーズ自体もそれほど利益を上乗せしていないようなので、そのあたりも気になりました。店内には、100円300円500円以外に2900円などの洋服も多々ありました。相乗効果で、100円や500円の洋服以外も売れることがカラーズの利益なのかもしれませんね。
アパレル業界の余った服の行方…悲しい現実ですが、それを変えていこうという企業があり、それを求めるお客もいるわけですから、今、求められているというわけです。身近な衣料が、この業界がどう変化するのか?考えてゆくべき問題です。
カラーズは、ネット通販も運営しています。店舗は遠いな…という方は、ぜひオンラインの方もご確認ください。