ひなママさんのどっちにすすむ?

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介護療養型医療施設ってこんなに違うの?家族が安心できる病院・見学・費用

67歳の母親が、5ヶ月前にくも膜下出血にて寝たきりの状態になりました。現在も、意識はなく、療養型医療施設に入院中。急性期の大学病院では、くも膜下出血後のコイル塞栓術・水頭症の手術・気管切開・シャント手術など、急性期病院でできる限りの対処はしていただきました。そして、最後のシャント手術前には、病院を出てほしいと連絡。手術が終わってからでは、転院が遅くなると言われました。次の病院や施設を、考える時間は限られた時間のみ、退院までの数日で決めなくてはなりません。私達が、施設を決めた実体験をお伝えします。

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急性期病院が退院を急ぐ理由

まず、急性期の大学病院は、どうして早く転院をと言うのか?次の行き先が決まらなければ入院させてくれるのか?そんな疑問も。やはり、急性期病院は、高度な医療が提供される病院。医師の技術も高い。なので、救急医療が必要な患者が運ばれます。ここに、病状の安定した患者が長く入院していると、急性医療が必要な患者の命にかかわるとうことです。ベッドを空けておき、受け入れられる状態にしなくてはならないのです。病院も役割が分かれています。急性期→回復期→慢性期。なので、母の場合、一時は命が危ない状態で、多くの治療を2ヶ月間受けることができました。次の、患者へベットを譲っらなければならないのです。次は、回復期の専門病院や施設へ移動です。まさか、生きて転院できるとも思えない状態を乗り越えてきたので、急性期病院には感謝ばかりでした。

 

 施設選びは難しい!見学すると施設の雰囲気や方針がよくわかる

介護施設って探したことありますか?私は、介護保険の知識は、他の人よりは少しはあります。ですが、いざ、自分が探すとなると、正直難しい。介護施設といってもたくさんあります。特別養護老人ホームやグループホーム、介護付き有料老人ホームやケアハウス。公的施設や民間施設。要介護度や認知症。住民票の場所や入居待ち時間。以前、母のことで施設探しをした時は、施設相談を無料で受けてくれる民間の企業に相談したこともありました。とにかく、わからないなりにも勉強しないと何も前には進みません。

今回は、病院の地域医療連携の方が、施設の紹介をしてくださいました。こちらの希望は、場所は東京や埼玉・千葉・茨城。長く居住できる場所。可能ならば、電車の駅が最寄りにあると良い。など希望を伝えました。条件から、まず3施設紹介。そのうち1施設は、入院経験があり、母がもう絶対に入院したくないと言っていた病院でしたので却下。すぐに、姉妹で2施設見学に行きました。ですが、姉妹とも施設の雰囲気や料金に納得がいきませんでした。さらに、2施設紹介してもらい見学へ。合計5施設見学して、母に合いそうな施設をやっと見つけました!

 

時間がかかっても、時間をかけて見学する価値はあります。見学することで、施設の中の雰囲気や職員さんの雰囲気がつかめます。疑問や悩みも相談できます。見学は、数箇所、必ず見てみることをおすすめします。もし、気に入っても順番待ちがあります。すぐに入れない場合は、一旦は別の施設に行き、ベットが空き次第、入居となります。母の場合は、リハビリ病棟のベットに退院者がちょうど出て入居することができました。療養型医療のベットが空き次第、リハビリ病棟から移動できることになりラッキーでした。

 

介護療養型医療施設の価格の違いに驚き!高額なおむつ代

母の場合、医療が必須です。寝たきり状態で意識がない。鼻からチューブで栄養剤。点滴もあり、糖尿病の治療も併用。 シャント手術のバルブも入っています。このような場合「療養型医療施設」への入院です。医師や看護師が常駐していて、ある程度の医療が受けられます。ですが、療養型医療施設は、回復期の患者が入院する病院。急になにか起きたとしても、すぐに対処はできませんと言われます。

施設選びで重要なのは、自分が入居したいと思えるかどうか?そして、やはりお金の問題って大きいです。都内の施設ばかりを見学したので、やはり高額でした。医療保険も使う施設ですが、自費の部分が負担大きく、施設によって価格が大きく違い驚きました。事例を、紹介します。

T病院:医療費35400円(月限度額)・生活療養費30000円(食費・居住費)・おむつ代50000円・衣類タオルレンタル57000円→合計172400円

S病院:医療費35400円(月限度額)・食事療養費20000円・日用品20000円・おむつ代30000円→合計105400円

N病院:合計約20万円(オムツ代6万円)

月の費用が20万円を超えると…正直、払うのが大変です。10年入院すると2400万円かかります。

 

ちょっと驚きませんか?おむつ代です、とにかく高い。病院でおむつを購入していましたが、1ヶ月15000円程度。あれ?5万6万ってすごい金額。高級な大人おむつなの?おむつ代が高いですね!と言い、オムツは私が持参するので、このおむつ代はどうにかなりませんか?と訪ねたところ、どの施設も、オムツは施設病院のものを必ず使用していただきます。それが決まりですとのこと。病院や施設も、利益を確保するにはオムツ代で請求するしか無いのでしょうね。

オムツ代は病院や施設が独自に価格を決めることができます。

自費の部分なので、健康保険は適用外(特養の場合は、オムツ代が施設利用料に含まれます。介護の世界は施設の形態で異なります)。

ですが、医療費控除の対象にはなるので確定申告で軽減することも可能です。

 

施設決定のポイントは?

妹と相談して、母の施設を決めました。決めては、病院の雰囲気と職員さんの優しさでした。担当者が良かったというのもありますが、いろいろな悩みも聞いてくださいました。親身になってくれ、施設も清潔できれい。こんな時は?こうなったら?いろいろ教えてくれたので、ここに入りたい!って姉妹とも意見が一致。数箇所の施設見学をしましたが、施設の雰囲気や方針・職員さん・費用が異なるので、やはり見学は重要です。気になる費用の部分ですが、結局、毎月11万円程度の費用で入院ができています。今は、コロナ感染があるので面会ができませんが、時々、施設の方が写真を送付してくださいます。寝たきりで管がたくさんついていた母が、車椅子に座ってました。相変わらず意識は無いですが、少し反射反応があるようなことも書かれてました。家族に寄り添ってくれる施設や病院に出会えるのって難しいですが…それを選ぶのも自分や家族なので、やはり時間を惜しまず見学して話を聞くのがポイントだと思います。

 

今、ご家族の施設探しで悩んだりされている方の参考になれば幸いです。

 

www.hinamama3.com

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