ひなママさんのどっちにすすむ?

2人の子育てや子育てに関する情報を発信。普段のちょっとイイナをつづりたい。

親が突然亡くなったらまずするべきことは? 道で死亡すると警察の事件や事故の検証あり!葬儀は?香典は?

「お父さんが倒れました」

「すでに、お父さんは亡くなられていました」

突然の連絡、医師から死亡を告げらる…警察が現れる。

父親(当時62歳)の死。

まるで、刑事ドラマのような始まりでした。

 

私が昨年、父を亡くして感じたことをつづらせてください。

単なる私の備忘録です。

そして、不謹慎かもしれませんが…親を亡くした時にやるべきことをまとめます。

今、情報として誰かのお役に立てれば幸いです。

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◎道端で人が倒れて亡くなったら警察の捜査が始まる

父は自営業をしていました。

夕方17:20頃。事業所から出て原付バイクの鍵を持ちヘルメットをかぶり駐輪場横の通路に倒れました。持病はなかったのですが、心臓発作でした。

通行人が気づき、近くの福祉事業所の看護師さんがAEDをおこなってくれた。

通行人の男性は人工呼吸をおこなってくれました。

すぐに救急車が到着し、搬送。死亡が確認された。

救急の方が到着した時はすでに心臓は止まっていた。

 

私が救命救急センターに到着したのは父の心臓が止まって40分後。

父に会えたのは…到着後10分以上してから。

私は関東に住んでいますが、たまたま関西に帰省した日の出来事でした。

 

私を見る看護師さんの表情から、死んでしまったんだ。と予測できました。

医師が出てきて…お父さん亡くなられました。会ってあげてくださいと小さな個室に連れて行かれました。

すぐに、外に出されて…また待たされました。

そこへ、警察が2人来た。「事件に巻き込まれていないか検証しなくてはいけない」と言ってきた。

「はあ??」。

つまり、道路に倒れていたので、事件性も疑い調べなくてはならないという。

「誰かに後ろから殴られたとかがないか捜査します」と。

お父さんの事を詳しく教えてくださいと聴取が始まった。警察が動き出した。

あらゆる人に聞き取りをして、防犯カメラを調べて、当日の状況を洗い出していた。

私は知る限りの父の取引先の人や情報を警察に話した。

当日、父が合っていた業者の人なども伝えました。

 

 

父の遺体は、救命センターからすぐに警察署に運ばれた。

母が救命センターについた時には遺体は運ばれてしまい。母は会えなかった。

(母は病気で手術入院中の中、退院して来た)

 私も警察署に移動した。

 

 

◎警察署には遺体を安置する場所や冷蔵庫がある!?

警察の対応は親切丁寧でした。優しかった。

警察署には遺体安置所がある。

そりゃ、殺人やらを取り扱う専門の施設。安置所はなくてはならないですよね。

そこは、プレハブ小屋でした。そこに、遺体を入れる冷蔵庫もありました。

警察署敷地内の奥にひっそりとありました。

きっと、どこの警察署にも遺体安置所のための冷蔵庫はあるんだろうと感じました。

お焼香のようなものが一応、置いてある。

父は全身裸にされて、アルミのようなビニールのようなものに包まれて冷蔵庫に入れられました。

私たちが会うタイミングにだけ、冷蔵庫から出してくれました。3月でした。

腐敗はそこまで進まない季節ですが、冷蔵庫は必要です。警察の方も丁寧に扱ってくれていました。

他にも何度も声をかけてくれたりと、警察の優しい対応にも驚きました。

私は、警察にあれこれ父について聞かれました。

しかし、実家を出て10年。関東と関西。離れて暮らしていて…。答えらないことばかり。

母は手術で入院中の状態。駆けつけてフラフラ。

警察の対応から全てを自分が引き受けることになりました。

父の最近がわからないのですが、知る限り警察の方に必死に話しました。

親のことは、もっと親身になって親の日常生活を知っておくべきだったと後悔しました。

 

 

 

◎警察の捜査は長くて、遺体はなかなか返しては貰えない

そう、結局…父の遺体は17時間ほど警察署に居ました。

事件性が無いと結論が出るまで。

 

 

泣いてばかりはいられない!家族がすぐにするべきこと! 

 ①親の死亡を親戚・知人に連絡

私は、警察に居ながらあらゆる人に父の死亡を知らせた。

悲しむ時間はなかった。

親戚、親、兄弟…いちばん厄介なのが仕事関係だった。

父は歯科技工士でした。

取引のある歯科医師に夜中に連絡をしました。

患者に迷惑がかかる…。夜が明ける前に…できる事をしなければ!!

私は事業所に戻り、父の仕事中のものを整理した。

意味がわからない…素人が見てわかるものじゃないんです。

親しくして頂いている歯科医師さんが、駆けつけてくれたので助かりました。

なんとか、翌日に患者さんに迷惑のかかるものは、全ての歯科医師に返却できた。

 

 

翌朝にはまた警察から連絡が来た。

事件性が無いと判断したので遺体を持ち帰ってくれと。

「いきなりかい!?」と言いたくなりましたが「取りに行きます」としか言えない。

 

 

 

②葬儀屋を決める

正直、葬儀屋を選んでいる時間はありません!

市役所に葬儀の依頼をしても「場所が空くのは5日後です!」

なんて、びっくりな対応。

「死体が腐敗しませんかね?」なんて質問してしまいました。

親が亡くなるとすぐさま、葬儀屋を決める!

亡くなる前に、ある程度葬儀屋については事前に調べておくのが良いのかもしれません。でも「準備してますよ。」という家庭は少ないでしょう。

 

葬儀屋。葬儀屋は夜中に検索しまくった。ネットで調べると山のように葬儀屋があるんです!葬儀屋の良し悪しや評判なんて私は知らない・・・。知識もない。

しかし、迷う時間なんてないんです。

決めました。地元の葬儀屋さんに。

母の親しくしていた近所の人からの情報で決めました。地元でも、かなり高級な葬儀屋さんから庶民価格の葬儀屋さんといろいろです。

自分たちが、親を見送るのに満足できる葬儀屋さん探しましょう。

葬儀って誰のためにするの?きっと自分たちがちゃんと親とお別れする場。

「家族葬」って何?これについていろいろ考えました。

身内や親族などごく内輪だけで行う葬儀。

家族葬って・・・あいまいな言葉ですよね。親戚ってどこまで?とか。

「家族葬」でよいと母が言うのでそうすることにしました。

 

 

父は、62歳で仕事もまだ現役バリバリ。

いろんな関係者が情報を耳にして駆けつけたり、電話をくださいました。

実は、家族葬のつもりでも・・・身内以外の人が慌てて駆けつけてくる。

なので、反省点があります。

通夜の時、私は産後すぐで生後数ヶ月の赤ちゃんが居たので喪服ではなく普段着で通夜の会場にいました。これには反省でした。来ないと思っていた人たちがつぎからつぎへと、現れてしまい恥ずかしい思いをしました。恥ずかしいというか・・・常識人ではなかったように感じます。

私がこんな状態なので、家族や兄弟も私服(笑)それなりに落ち着いた色をみんな着ていましたが。

変な通夜の会場・・・だったかもしれません。

 

 

情報って、伝えていなくても通夜や告別式の会場や時間などが人から人へと伝わっていきます。

驚きの速さです。父親のことを思って訪れてくれた方に感謝でした。

本気で身内だけの家族葬にしたいならば、

「身内のみの葬儀をさせていただきます。」とはっきりと伝えなければ、誰もが足を運んで葬儀におとずれます。

あやふやに伝えてしまった私は・・・思いの外多くの人を呼び寄せてしまいました。

なので、葬儀が終わってから事後報告として家族葬を執り行ったことを報告するのが一番良いのでしょう。

舞い上がっていた私は・・・弔問者への配慮に欠けていました。

 

 

 

③家族葬の場合は香典はどうするの?受け取る?断る?

今回、私たちは姉妹や家族で話し合い、香典は全員の方から貰わないようにしました。

ですが、これって意外と難しいんです。

電話で父の死を伝えた時、全ての方に「申し訳ございません。御香典はご辞退させていただいております。」とお伝えしましたが・・・。

実際は、けっこう持参してこられます。

 

親戚で親しい方や仲のいい方ほど「お願いだから。受け取ってくれ。」とお願いされるんです。ドライな関係だったり、仕事関係の方や友人の方は理解して持ち帰ってくださるんですが・・・。

私としても、親しい方しかも自分より目上の方。相手の気持ちを大切にしなければなりません。今後のおつきあいもあります。

最終的には、失礼のないように、言葉を選んで受け取ることにしました。

香典ってお香や花の代わりに供える金品です。急な不幸で出費があるということで助け合いの意味もあります。

きっと、親戚や兄弟は「大変な時だから、受け取りなさい」というのでしょう。

そんな親戚や兄弟の気持ちを理解し受け取りました。

香典についても、受け取るのか受け取らないのかなんてルールはありません。

家族で話し合い、弔問者に親切に伝えられることが大事だと思います。

 

それから、香典が辞退なら・・・供花・供物(菓子)をと知人はたくさん持参してくれました。こちらも、難しいのですが。花や物を買って持ってきてくださったのに断れません。ちゃんとお気持ちと物を受け取り、返礼品をお返しするようにしました。

葬儀内容はもちろんですが、香典や供花・供物、そして返礼品。悩むことはたくさんです。家族や兄弟で不満がでないように決めて実行しましょう。

 

 

 葬儀や告別式・火葬までが一連の流れです。

通夜や告別式の内容は、葬儀屋さんがどんどん進行してくれます。

要は、何かの儀式を入れればプラスいくらです!の世界。

それをやるかやらないかの判断をするだけでした。

悩む時間はありません。その場で、内容や金額を見て決めるだけでした。

打ち合わせは、ほんの20分か30分ほど。どんどん葬儀の内容が決まりました。

なので葬儀屋さんに任せるしかない!!だから、いい葬儀屋さんに出会いたい!

 

 

詳しい葬儀の流れと価格、葬儀後の手続きなど後ほど書かせていただきます。