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MIU404 真の黒幕は菅田将暉演じる久住、最終回

ドラマ「MIU404」(ミュウヨンマルヨン)の第9話。最終回に向けて大きく動き出しました。謎が多くて、これまで画面に映ることも少なかった「菅田将暉演じる久住」。やっと、姿を現した。久住が「ヤバイ」。久住の本性が怖すぎる。久住の目が笑ってない。菅田将暉さんの狂気な演技に引き込まれました。

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クズこと菅田将暉の冷酷な演技

第9話から第10話そして最終回へと、ノンストップで予想外の展開にハラハラさせられて、もう黒幕が誰なんだ?誰が死ぬ?と想像がとまらない。

菅田将暉演じる久住の怖さは、第9話にてとてもしっかりまとめられていました。菅田将暉の悪人役、すごくいいですよね。真の悪人って、エトリ(水橋研二)のように「悪者顔」ではなくて、久住のような「いいお兄さん顔」で近づいて闇へ引き込むのでしょうね。菅田将暉が、なんともいえない、世の中をあざ笑うかのような表情や演技を見事に表現しているのが最高です。

いたずらの通報事件で、警察から逃げた成川(鈴鹿央士)は、久住に暴力団関係の仕事を紹介してもらったりと、どんどん成り下がっていた。久住に「エトリさんを怒らせたら道頓堀にうかぶで。あ、東京か。道頓堀ないわ」この言葉も、冗談っぽく言うけれど、表情が狂気。成川が、エトリに本当に殺されるだろうとわかっていたかのような言葉だ。関西弁も、大阪出身だけにかなり流暢ですね。私も大阪人ですが、菅田将暉さんの関西弁は、わざとらしいとよく言われてますが、大阪も北と南でイントネーションがやや違うんですよね。なので、出身エリアの関西弁なんですよね。この、ネイティブ関西弁が「悪人」っぽくて、トーン下げて言うと冷たく聞こえていいですよね。

 

虚偽通報の事件で、逃走している成川(鈴鹿央士)が暴力団に出入りして、薬の売買など悪に踏み込んでいた。その成川が、エトリ(水橋研二)によって1千万円が賭けられている羽野麦(黒川智花)を呼び出し、エトリに差し出す。だが、成川は、エトリに殺されそうになり、「助けて…助けて…助けて…」と久住に電話。

その時の、久住こと菅田将暉の「なり君、それ俺になんのメリットがあるん?」「俺のな、久住って名前、何や知っとる?」「クズを見捨てるのクズミや」このセリフの表情がたまらなく無表情でとてもよかった。冷酷な悪人。

成川に、薬を売らせたりと仕事を与えてきたにもかかわらず、不要となれば一瞬だ。いや、もともと必要でもなく、一般の人間が一つ階段を踏み外すと闇に落ちて、這い上がれなくなる姿を楽しんでるかのようだ。

このドラマでよくでてくる「スイッチ」。久住との出会いが成川のスイッチだったんだろう。

 

最終回は久住が捕まるのか?誰が死ぬのか?スイッチを止めてくれ

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第9話の終盤、ずっと謎になっていた「エトリ」が警察にいとも簡単に捕まるとう予想外の展開。いや、エトリが最後の黒幕か?エトリは誰だ?という長い疑問が、こんなにもあっさりと急展開であかされてしまうとは。ですが、久住(菅田将暉)やナウチューバーのREC(渡邊圭祐)がどこまでかき乱してくれるのかに期待も大きい。この展開、少々強引なスピードですが、最終回に向けて「悪を懲らしめる」戦いが本当に見たい。2019年から2020年につながった瞬間、誰かが死んでいるのかもしれない…志摩(星野源)か?伊吹(綾野剛)か?志摩が伊吹に「お前は長生きしろよ」というシーンも過去にあった。伊吹が死ぬのか?いや、どちらも死なないで欲しい…

 

野木亜紀子さんの世界では、社会的弱者が誰かのささいなきっかけで、それがひとつの「スイッチ」となって、人生が大きく変わることが描かれている。ハムちゃん(黒川花)もエトリに会ってしまったことがきっかけで、苦しみ逃げる生活を強いられる。成川も、陸上部のドラッグ事件がなければ、久住と出会うこともなかった。過去に放送された、伊吹の恩師蒲郡の殺人や外国人労働者問題や元ホステスの女性が更生したくとも出来ない闇もすべて、社会的・心身的な弱者が救いきれない…誰も止められない、間に合わないという、現実をしっかり描いてくれた。隊長が「私達はいつも間に合わない」と言うが…この言葉が変わる瞬間が見たい。最後は、救って欲しい、止めて欲しい…機捜がスイッチを止める・救う最後が本当に見たい。

 

志摩(星野源)と伊吹(綾野剛)が組んだときの言葉がドラマの主軸

「機捜っていいな。誰かが最悪の事態を起こす前に止められるんだよ。ちょーいい仕事じゃん〜」と伊吹(綾野剛)が志摩(星野源)に言った。志摩はこの言葉に感動していた。

「この野生のバカと走ったら取り戻せるかもしれない。今まで助けそこなった人の分まで、誰かの未来を良い方にスイッチさせて救えるかもしれない」このドラマのテーマですよね。

そう、第9話では、羽野麦(黒川智花)と成川(鈴鹿央士)を見事に救った!二人がハムちゃんを挟んで「間に合った!」と組み合う姿は感動でした。そう、二人は、間に合う瞬間を二人でなら得ることができたんだ。ここで、エトリも警察に見事につかまり、様々な伏線が気持ちいい回収がなされて、高揚した。

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そして、久住(菅田将暉)がドローンを使用して、爆弾を投げて爆破!エトリの搬送車を簡単に爆破してしまった。見えない知能犯は、自分の手を汚すことなく犯罪を繰り返す。志摩と伊吹は、久住(菅田将暉)を捕まえることが出来るのか?そこへ、ナウチューバーのREC(渡邊圭祐)も犯罪にどうつながってくるのか?動画投稿サイトが世の中へ与える影響やモラル、犯罪を描くあたりも、現代が抱える闇。野木亜紀子さんの社会を鋭く、一般市民の目線で見て描くあたりが私は本当に好きです。

 

「404 NOT FOUND」がさす本当の意味

インターネット検索で、見かけますよね、この「NOT FOUND」現在存在しないという意味。2019年が防犯カメラやテレビ放送で出てくることから、現代の2020年につながった時、「現在は存在しない」となるわけですよね。第4機動捜査隊が存在しない?伊吹?志摩?が存在しない?

ドラマタイトルに「404」が入るところがにくい。

 

最終回は、伊吹(綾野剛)の早い足と野生の勘、そして、志摩(星野源)の冷静な判断と知能。互いの過去を知り、ともに乗り越えてきたコンビが、さあ、久住こと菅田将暉と対決か?最終の黒幕である菅田将暉が、大暴れしてくれるのか?最終回が待ちきれない。

 

 

  

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